2019年1月3日(木) シンポジウムのご案内「『憲法改正問題』を真剣に考える。-憲法問題をリードする国会議員と徹底討論-」

 札幌弁護士会主催で、憲法問題に関する市民集会を開催します。

  日  時:1月12日(土)14:30~17:30(開場14:00)
  場  所:かでる2・7ホール
  タイトル:「憲法改正問題」を真剣に考える。-憲法問題をリードする国会議員と徹底討論-

  市民集会「『憲法改正問題』を真剣に考える。-憲法問題をリードする国会議員と徹底討論-」のご案内

 今回は、自民党の石破茂衆議院議員、立憲民主党の山尾志桜里衆議院議員、日本共産党の仁比聡平参議院議員をお招きし、9条改正問題を中心にパネルディスカッションを行います。

 集会の準備に当たり、3人の議員にご挨拶に伺い、直接お会いする機会がありました。それぞれのお立場と9条改正に関する見解は異なりますが、日本の平和と安全に強い関心を持って、憲法問題を熱く語る姿勢は3人とも共通していることが強く印象に残りました。

 人類が核兵器を開発した以上、軍縮による平和の確立しか人類の進むべき道はないことは自明に思います。核による均衡は、核兵器を保有する大国の指導者たちが「正気」であることが前提であり、この前提はかなり危ういように思われますし、また、核兵器の拡散とテロによる市民への攻撃も心配です。

 とはいえ、世界情勢と日本を取り巻く東アジアの情勢は日々刻々と変化しています。とくにアメリカと中国との緊張が急速に高まっており、今年はどのように情勢が変わっていくかを正確に予想することは困難です。

 このため、現在の情勢認識と、当面の平和と安全保障のあるべき姿と方向性についての考え方は、人それぞれで異なっていて当然ですが、私たちは、自分の認識と考え方が一番正しいとつい思い込み、他人の見解に素直に耳を傾けることを拒否してしまいがちです。こうした結果、相互理解は進展せず、社会・グループ・個人間における分離と分裂の溝は深まっていきます。

 今回の集会でお招きする3人の議員は、いずれも憲法問題を国政においてリードする方々であり、それぞれの見解を通して、私たちが自らの平和と安全を今一度深く考える良い機会となるのではないかと期待しています。

 また、著名な3人の議員のお話を生で行くことのできるまたとない機会でもありますので、お時間と興味のある方はぜひ会場にお越しください。

 当日は私も裏方として集会をお手伝いする予定です。

清水 智